お知らせ・トピックス

2024.06.21

お知らせ

Planetary Health Annual Meeting 2024 (PHAM2024)の開催報告

プラネタリーヘルス・アライアンス(PHA)は,プラネタリーヘルスの研究と実践的活動を推進するための世界的なコンソーシアムで, 70カ国以上から400をこえる機関(研究教育機関,政府,NGOなど)が参加しています。このPHAのアジア初の総会がマレーシア,サンウェイ大学で4月中旬に開催されました。現地参加者は700を超え,オンラインを含む全体では60カ国余りから1,000名を超える参加がありました。

初日の学長挨拶では,大学の取り組みとして,2年生全員に地域連携の実習を必修化することが紹介されるなど大学を挙げての熱意が感じられ,続いて世界各地域に存在する地域ハブの情報交換,今後のPHAの方向性についての議論が行われました。翌日から3日間に渡り,全体が一堂に会する13のプレナリーセッションと,トピックごとに別れて同時進行するセッションとを組み合わせて活発な議論が交わされました。プレナリーは,多分野横断,AI,教育の変革,エネルギー,金融と経済の変革,平和と安全保障,コミュニケーションなど極めて多様な視点からアカデミアの枠を超えた議論が行われました.最終日に今後の大きな活動の方向性を示すロードマップとアクションプランを採択し,次年度ロッテルダム(オランダ)での開催を合意して閉会しました。

長崎大が事務局をつとめるPHA日本ハブからも3つのセッション企画が採択され,それぞれに多くの参加者を得て活発な議論がおこなわれました。これらの企画の詳しい様子については,日本ハブのホームページ(https://phajapan.jp)の“ニュース”をご覧ください。

Plenary 4 Transforming Higher Education for Planetary Health

長崎大学院プラネタリーヘルス学環2年生 Emmanuel Ifechukwude BENYEOGOR 発言の様子


▷Planetary Health Alliance Japan Hub:

https://phajapan.jp/1059/